石畳の坂を登れば海の見える丘に出た。防波堤に当たる波間に俺を呼ぶ声が聞こえた~
エリアONEの角を曲がればおふくろの店があった。白いハローの子に追われて、逃げてきたPXから。
by 柳ジョージ&レイニーウッド
横浜市内中区から本牧地域に行くには、3つの行き方があります、石川町から麦田トンネルを超えるか。もしくは元町から山下橋を超え新山下を抜けて小港橋方面から向かうか、歌詞の通りに元町商店街から坂を登って、港の見える丘公園を抜けワシン坂を下って小港方面へ抜けて行くか。
いずれにせよ本牧の中心地、元PX、エリアONE(山手警察署)の交差点を起点に、フェンスがなくなった街の中には様々な顔を持つ景色が息づいています。
そんな本牧通りからグルメやスポットを紹介していきたいと思います。まずは南端、アメリカ坂の真下から北上していきます。
・BOOGIE CAFEの青唐辛子本牧チャウ麺
神奈川県横浜市本牧間門20-1
焼きそばのようで、より歯ごたえがあるもっちりとした細麺、青唐辛子のさっぱりとした辛さと後味に来る桜エビの風味と食感が最高。
A&W(ルートビア)と一緒に流し込みながら食べると病みつきになります。
元々、本牧チャウ麺だけだったのが、この夏から青唐辛子版ができてレギュラーメニュー化したのだそうです。
本牧通最南端のダイナー本牧通を眺める
北アメリカ発祥と言われるダイナー形式のレストランは本牧地域に数少なく残っており、深夜までやっていて、お酒提供が必ずしもメインではなく車でも立ち寄れるレストラン形式のお店として、ブギーカフェさんは代表的な存在です。なんと創業30年を超える老舗中の老舗です。
Midnight Express Blues Band → Power House → Bebes → ムー → Power House Band
と横浜で有名なバンドマンであるCHIBOWさんのお店としても有名。
現在もSKA-9としてバンド活動をされているCHIBOWさんプロデュースの洋服が店内でも販売されています。
BOOGIE CAFEを離れ、エリアONEを目指し北上して見ましょう。
本牧通はバス便が非常に優れていて、山手駅、関内駅、横浜駅、桜木町駅、磯子駅方面へとアクセス可能。注意するのはエリアONE(山手警察署)を曲がって新山下へ向かう系統か、麦田トンネルに向かう系統かの2種類のみ注意をしましょう。
・MOONEYES AREA-1 のハンバーガー
神奈川県横浜市中区本牧宮原2-10
元マイカルを抜けて右手にあるのが、本牧を代表するダイナーMOONEYES-AREA1のハンバーガーとA&W。
これも肉厚のビーフパティと一緒にA&W(ルートビア)で一気に流し込むべきメニュー、ケチャップ、マスタードをポテトとビーフにかけてガブリと食いつくのが最高。
キャッチーな目がトレンドマークの同店、カリフォルニアスタイルのカーパーツ、アクセサリー、ショップ、ダイナーと一軒で何でも揃ってしまうこのお店、横浜は本牧からホットロッド文化を発信し続けております。モーターレースに興じている横山剣さんも時々おとずれるとか!
2019/12/1にはパシフィコ横浜でHot Rod Cutom Showが開催されます。
・Yokohama Hot Rod Custom Show Official Website
山手警察署(元PX)を右手に更に北方へ向かいます。
・伝説のライブハウス「ゴールデンカップ」
神奈川県横浜市中区本牧町1丁目46
ザ・ゴールデンカップスについては、稚拙な説明よりアルバムを聴くが早く、アルバムを聴くならこのDVDを観るべき。私は関内の弁天通にあるサリーズバーさんでお酒を呑みながらカウンターに腕をついてDVDをずっと見てしまいました。
日本でエレキギターに初めてファズというエフェクターを持ち込んだのが、エディ潘さんという話。当時のスピーカーでは圧縮しきった歪みの音がジーっと聴こえてしまう事を後から知りました、そういえばこの当時のリードギターは甲高いギターソロが多いなと。
しかし60~70年代の世界のロックシーンでエレキギターのエフェクターのファズといえばジミーヘンドリックス、そんな中、日本のGSシーンに巻き込まれて急成長したゴールデンカップスが如何に最新鋭の音を扱ったバンドであったか、知れば知るほど1stアルバム、2ndアルバムが優れていたのか分かります。
・イタリアンガーデンの四角いピザ
神奈川県横浜市中区本牧町1丁目106-2
本牧といえば四角いピザ、本ブログ2回目のピザ登場となります、もちろんホットドッグも美味しいわけですが、やはり四角いピザ。真っ赤なアメ車とイタリアンガーデン、フェンスの外ですがまだまだ本牧は魅せてくれます、本牧通の夜にアメ車とIGのネオンサイン。これからの季節はホットマイアーズラムがおすすめ、本牧のふかーい歴史をオーナーの八木さんから色々教えてもらいました。
元々はこの向かいにあったイタリアンガーデン、そこでステージを経てヌルっと自然発生的に登場したバンドが「クレイジーケンバンド」であります。店内にいるとタイムスリップと小旅行、本牧の良さは横浜にいながら異空間の磁場を体験できるお店がたくさんあることです。この本牧通を歩いたり走っているだけで小旅行をした気分に浸れます。
プチ情報としてアメリカンなトイレも見どころとなっております。
・リボンファンストリート商店街に青いネオンに輝くお店
神奈川県横浜市中区本牧町1丁目57
ブルーパワーズさん、アメカジを中心に提案する同店。久しぶりにスタジャンをゲットしてしまいました。アメリカンカルチャーを発信し続ける本牧の磁場がこのあたりもビンビン個性を放っております。幌のある商店街は本牧1丁目~本郷町商栄会まで綿々と続いていきます。まだまだ発見していない名店がたくさんあるに違いありません。
・千代崎町のほっこりスポット
神奈川県横浜市中区千代崎町2-41
最後に紹介するスポットは、本牧で深夜1時まで営業されている温浴施設「湯あそび館」、間門にも「間門の湯」といういぶし銀の銭湯があるのですが、今回は北端エリアの最終地点として同施設の紹介をして終わりたいと思います。
ここへ来られたならロイヤルルームへ、一般料金は470円ですが870円払えばバスタオル付でロイヤルルームへ入館できます。何がロイヤルか?
サウナ、露天風呂、そしてお風呂の中に雲梯が、なぜあるのかわかりませんが謎に童心に帰り挑戦をしてしまい適度な運動となる作り、サウナ以上の戦略にいつもロイヤルルームへ行ってしまうのでありました。
横浜市南区生まれの、この方の著者、著作を紹介します。曲を聴いて、本を読んで、街を見て、話しを聞いて知る街。